統一教会と言えば、霊感商法や高額献金や集団結婚式などがメディアで取り上げられたことがあるが、それは30年も以上までだ。刑事事件で例えればとっくの昔時効になっている。安倍元首相が襲撃されて急遽、クローズアップされた。政治家と統一教会のかかわりは自民党のみならず立憲など野党にも及んでいる。確かに自民党が多数であるが、多寡でもって判断する問題ではない。
何故今頃のなって祖父岸信介を取り出して、統一教会を取り上げるのか。関わることだけで悪であるかの前提で物事を判断することで良いのだろうか。先祖が悪ければ(悪いとは言ってない)子孫も悪いと言っているに等しい。メディアはそれを差別と言って批判していた。メディアでここ数十年の間、統一教会の悪行を報道したことはない。本当に悪行が無かったのか、それともメディアは全くのムトンチャクであったのか。今回の事件で初めて報道した。つまりどうでもよかったことで、ただ視聴率向上に血眼になっていただけだ。それほど政治家を責めるのであれば、時効になっていないこの数十年間の統一教会の悪行を白日にさらす調査報道を先にすべきではないのか。それができないのなら、創価学会と関わる公明党をなぜ責めないか。創価学会にそのような悪行が認められないと理解しているからではないのか。ならば、信教の自由や政治家が宗教団体と関わることが禁じられていないわけであるから、関わるだけで悪事を働いたと捏造することは暴力だ。
増してや国葬を非難するために、自民党と統一教会、安倍晋三と統一教会の関係ばかり、事実を調べもしないで愚弄することは、メディアのとる行動ではない。