少子化が止まらない。新生児の出生数は70万人を割ってしまった。ピークの200万余の3分の1だ。その中で東京都が独り勝ちで、ますます地方は疲弊している。どの都道府県も人口を増加するために腐心はしている。その多くが移住獲得に奔走している。その最たるのが東京都である。多くの大企業の本社が集中し、多額の法人税収入を得ている。その資金で福祉を増強している。子供に対する支援も他に比べれば充実している。うらやましく思いながら隣接県の住民は移動し、ますます集中を加速する。
当然ながら国の分母が減少する中で、都道府県どうしが分子を奪い合っても国は進歩しない。世界の国での争いであれば、それは進歩と言えるであろうが、身内での食い合いでは零落するだけだ。これも共産主義が目指した世界社会主義の弊害がいまだに根強く残てしまった。また戦国時代的発想の残滓であろう。外国人労働者に期待することは奴隷貿易の名残であろう。
地方が生き抜く方法は一つしかない。膝元を活性化することである。そのためには住民を増やすことである。それは他からの移動で増やすのではなく、自らの腹で増やすしかない。そのために住人は忍耐しなくてはならない。国は新しい産業を提供する手助けをしなくてはならない。