男女平等・雇用機会均等など制度的には男女平等が進んだ。言葉で言うほど、それは簡単なことではないことは理解できる。メディアは不平等だ、差別だなどともっともらしく報道する。全国のテレビ局は大から小まで、千余りの局があるそうな。そこの女性役員の割合が2.2%だそうな。事あるごとに批判したり、立派そうに女性の活躍の場を与えるべきだとアジっている当人が、この体たらくである。女子アナを面白おかしく美しいかで採用し、芸能人扱いで活動させる。それでは将来を担う人材としては育ちにくいし、育てることもしない。テレビが岐路に立たされていることを、自分のこととして理解しているのだろうか。
東京オリンピックを開催しなければならない理由
新型コロナ禍、開催・中止の議論が戦わされたが、開催の方向で固まったようだ。安全を考えると中止が自然のようにみえるが、それではいつまでも進歩がない。ワクチンの接種が進んでくると、感染や重症化に効果が表れることは、接種の進んだ国の状況をみても明らかである。ここでは次の2点から開催をすべきと考えてみよう。
⓵国や国民のチャレンジ精神
今の日本は長い停滞のせいか活力にかけている。失敗を恐れて、積極的に取り組む姿勢が欠けている。この負のスパイラルが、長い停滞を続ける大きな要因だ。先のように、ワクチンの効果なで重症者の数が減少している。要するに医療崩壊を起こさなければ、打つ手はあるのだ。大きな封鎖をしないで、現状を維持していることは立派と言える。逆を言えば、メディアに踊らされていることに気付くことだ。中止中止と誇大報道をしていたメディアが、今度は必要以上にオリンピック報道をする。ともかく、今の日本に大切なのは、実行力だ。
②責任を果たす国
(余程、新型コロナ禍がひどいなら別だが)あれほど人と金と努力を使って誘致したことを覚えているだろうか。涙を流して誘致を喜んだ(特に東京都)ことを忘れてしまったのか。他の開催都市を破って決まったということは、簡単に中止をしてはならないということだ。日本は大国である。大国は大国として振る舞う責任がある。これからの日本は経済のみではなく、政治・社会などの面でも世界をリードしていくことが必要だ。舐められると簡単に葬り去られるのが、これからの世界だ。日本という国を世界に認めてもらう必要がある。どうすれば、それができるか真剣に考えるべきだ。