ばらまき批判

衆議院が解散され、31日の投票が決まった。公約が発表されているが、大多数の政党が給付金の支給をうたっている。財務省の事務次官が「ばらまき合戦のようだ」と批判した。財布を握る側として勝手に利用されている気持になるのは当然かも。しかし、雑誌に寄稿するのは公務員として疑問だ。もっと賢い方法はなかったのか。
確かに、多くの党は財源の根拠を示していない。ただ人気取りのために給付金を打ち出している。財政も把握せず新型コロナ禍の感情だけを頼りにすることは、政権を任す気持ちにはなれない。自民党は対象を限定しているが、野党の多くは一律出し放題だ。バラマキと言われても仕方ない。政権が取れないと自分でわかっていても、その場だけの点稼ぎの政策はやめて欲しい。野党は5年・10年の視野で戦わない限り勝てないと分っているわけであるから、より真剣にまともに取り組んで欲しい。