学習効果の無いメディア・野党・自治体

新型コロナ・オミクロン株感染者がピークに達した。これを境に減少傾向に向かうと思う。岸田首相がワクチン接種一日当たり100万回の方針を表明した。ややはっきりしない方向性があったが、野党の批判的な追及に迎合した感がある。野党やメディアはどれだけ明確な実情を掴んで追及したり批判しているのだろうか。
ファイザーとモデルナのうち、モデルナの人気が低いと聞く。実態は大差がないのが正解であろう。そのような誤解を与えたのは一部はメディアの責任だ。一部には誤解を解く政府の広報が足りなかった点もある。パンデミックの情勢下では、メディアはより良く導く報道が求められる。まるで失敗することを望んでいるかの様に、否定的批判的報道を相も変わらず続けている。
今回のワクチン接種が遅れている一番の責任は自治体だ。既に数か月前から前倒し接種の方向はでていた。それが未だに政府の指示がない(指示はされている)かの如く、指示待ちをしている。自治体に遂行責任があることは、前回で分かっているはずだ。何故か、直接自分を選んでくれた住民の安全を考えた施策ができないのか。知事会に至っては、未だに政府に責任転嫁して、動くのは口だけで頭と体が動かない。
ワクチン接種は、昨年ほど焦らなくても良い環境にあると思えるが、やはり接種は大切だ。それを大切と思わない感覚が増えているのは事実だが、国民の対象者の大部分が接種した事実もある。大部分の国民が望んでいる。健康のことを考えるのは勿論だが、経済を回し社会を復活させることが命題だ。「早く大規模接種センターを設けてくれ」などと戯けたことを言うことが自治体の仕事ではない。医師会を動かし早急に実行に移すべきだ。
メディア・自治体・医師会・野党・政府の皆さん、また前回と同じことを言わなくてはならないことが残念です……。