独裁者は常に狂気の結末を迎える

ロシアのプーチン大統領がウクライナに侵攻を開始した。ウクライナからジェノサイドを受けている、NATOに加入して自国に攻めてくる、ウクライナを非軍事化する、ナチス化を防ぐなど妄想の領域である。独裁者は常に自信と傲慢の裏で恐怖と猜疑心にさいなまれている。言い古されているように「窮鼠は猫を噛む」のである。本当に猫がいるのならともかく、時間は猫の幻覚に悩まされるようにする。彼を病から解放するには革命しかないのかもしれない。ロシアとは古くからそういう体質の国であった。しかし現在はそのやり様は歓迎できない。国際社会はそのことをロシア国民に気付かせ、彼らの手で正常な国に向かわせる努力をするべきだ。ロマノフ王朝やスターリンの時代の思考では将来はない。
国連のグテーレス事務総長はいみじくも今世紀最大の惨事と言った。本当にそう思うのなら国連改革をして、世界平和を希求して成立した国際連合を、暴力的権力のある国だけに支配される組織から脱皮させてほしい。併せて今回の戦争仕掛け人をあたかも擁護するかのような一番の独裁者は、狂気の結末の悲惨さに気付いて欲しい。