ウクライナ国民が教えてくれること

ロシアがウクライナへ侵攻して5日が過ぎた。20万人を投入し、数か月前から計画してきたプーチンは数日で蹂躙できると思っていたのではないか。世界の各地で市民レベルでの抗議が起きている。それだけに留まらずロシア市民も抗議している。イラついた彼は〝核〟をちらつかせる発言をした。最早、狂気の淵に立っているに等しい。ロシア国民はマッチ棒で一突きして欲しい。ロシアの敗因は近代兵器を信じすぎ、戦争の原点の〝兵站(ロジスティクス)〟が出来ていなく古典的な燃料の補給が出来なかったことだ。停戦会談も行われているが、ロシアは補給のための時間稼ぎをしているに過ぎない。ウクライナは大至急、支援物資(武器)を国内に搬入する必要がある。
今回の事態で考えられることは、
①プーチンの退陣を早めた。
②西側諸国の結束を強めた。
③中国はもとよりインド・韓国は信じきれない国ということが世界に自明になった。
④ウクライナ国民が自国はいかにあるべきか、何をするべきかを示した。
今の日本は④のウクライナ国民の気概を見習うべきだ。外敵には武器を持って対峙するのは当然だ。未だに何をしなくてもアメリカが守ってくれる思っている。正義は勝つとだけを信じすぎている。〝核〟という響きだけで原子力まで恐れている。30年前に冷戦が終わった(自分のことは自分で守る時代が到来した)にもかかわらず、未だに他人の傘を隠れ蓑にしているし、自分のことではなく他人ごとにしている。日本は経済面で停滞の30年とはよく言うが、政治外交面と精神面の停滞には無頓着であった。大至急、〝おつむの改造〟が必要だ。