早急に政治体制を立て直せ

 アメリカの共和党大統領候補選の第一陣アイオワ州でトランプが圧勝した。国民は明らかに強いアメリカ〝アメリカン・ファースト〟を望んでいる。北朝鮮はロシアとの結び付きを強化し、ますます権威主義を強化している。イランはイラク・シリア・イエメン(フーシ派)などを操って、これも権威主義を強化している。中国は台湾がアメリカ寄りの民進党(頼清徳)の総統戦選勝利により、これまた権威主義を強化するであろう。
 世界は景気の停滞に伴い、経済的にも運営効率が良い上からの指示に基づく権威主義が強化されている。自由資本主義から見れば邪道であるが、グローバル世界である現在は国内よりは、世界に乗り出すための政治が要求される。方法や状態は様々だが、国を一つにまとめた方がグローバル社会では圧倒的に有利だ。
 国内では自民党の派閥のパーティ券に伴う派閥の是非が議論されている。組織が大きくなれば、一括するよりは部分に分かれる方が結果的に運用効率が良い。それは現実に社会・組織において経験し、適用していることは目にしている。派閥の是非が問題なのではなく、運用が問題なだけである。
 自民党に派閥があるから悪であると言うが、野党は所属議員が少ないから派閥を作れないだけである。しかし、少人数でも仲間を作っている。野党は政権を奪うために、ただ単に批判を繰り返す。メディアは公正な報道を忘れて、批判の為の機関と化している。
 世界は今、国がどの様に発展するかが生き残れる時代である。昔のように交通機関が発達していない時代ではない。交通は世界規模であり、情報通信により瞬時に結ばれる。そのなかで大切な外交力は経済的・軍事的バックボーンが無いと機能しない。批判ばかりでなく、生産性のある議論を、国民の為になる議論をすべきだ。
 今日本の舵を取るのは自民党しか現実的でない。早急に党を立て直して政治を進めて欲しい。野党はまともな政策・人材を育てて政権を目指して欲しい。メディアは良い所は良い・悪い所は悪いは当然とし、国民に未来を感じさせる姿勢で報道して欲しい。くどい様だが目先の出来事に労力を費やすほど世界は停滞していない。