新型コロナの防止を阻んだメディア

新型コロナ全般で見ると日本は決して悪いわけではない。不必要に完璧を求める日本人気質が悪く見せている。ここで二つの観点でメディアの犯罪を考えたい。
⓵ワイドショーを中心に無知のメンバーが集まって、延々と繰り広げた報道
新型コロナに関しては、司会者・タレント・芸能人・ジャーナリストなどは素人である。悪いことに彼らは広く国民に知られている。それが知識を吸収もせず勉強もしないで、即興が芸のごとく話す。要するに番組が面白ければいいのだ。政府は統轄的に戦略を策定し、最終的には責任を持つ。自治体は現場でそれを実行する。つまり緊急事態宣言のもとに、都道府県はそれを行う責務がある。感染者の多い都道府県はそれに対して動いていないし、補助金の配布事務などを任されていながら滞らせている。この都道府県の仕事を、つまり一番問題になっている事態を、番組出演者諸氏は政府の責任だと1年半も延々と間違いを垂れ流し続けた。そんな知事も番組担当者も総辞職ものだ。
②メディアの上層部
表でいい顔をしているメディアには、当然(?)裏がある。保守とか革新と言われるが、革新が新しく先進的ということではない。極一部を除いて、現政権を批判し、あわよくば政権を奪いたいだけだ。ここでは政治的政党は置いておいてメディアに関してだ。日本のメディアは概ね反政府だ。反自民党というよりは、反政府だ。それには理由がある。戦前のメディアが政府と一緒のなってアジった間違いへの反省だ。しかし平和(?)な今は漂泊している。政府批判だけでは食っていけない。だから⓵のような番組で視聴率を稼ごうとする。メディアの上層部はバカではない。政府と都道府県の役割は理解(?)している。しかしボカシ、政府を批判しないと番組が持たないのだ。国民を騙しながら、話題の続く番組を維持し視聴率を上げないと降格の憂き目にあうのだ。タレントなどは派手で騙しやすい(失礼)ため起用しているのだ。