気付いていない中国へのコンプレックス

中国は4大文明発祥の地の一つである。諸子百家の活躍や三国志や水滸伝など日本人にもおなじみの事も多いが、中国人はどれほど日本の歴史を理解しているだろうか。戦前の日本の進出に反して、一転して戦後は好意的に中国と言う国を受け止めている。特に学校教育の中で左翼を含め、中国シンパの教育が施された。内実のひどさに反して、立派でロマンのある正義の国との印象づけられた。考えようによっては売国奴的犯罪が犯されていた。
民主党政権時代の尖閣諸島での中国船の体当たり事件で逮捕した船長を簡単に釈放したことを筆頭に、左翼政党はともかく保守と言われる自民党議員の中にも親中の人もいる。財界に至っては商売上か必要以上に中国にひざまずく企業も多い。
中国を好きになるなとか、対抗しろと言っているのではない。上手に付き合うしか日本には方法がない。ただ、気になるのは、かなりのメディアに登場する著名人(?)がうっかり習近平さんと言う。トランプとかバイデンとかでなく、〝さん〟を付ける。そこに日本人の自分で気づいていないコンプレックスと戦後教育の弊害を感じる。今必要なのは差別せず客観的に見つめ、自信を持って他国を見つめることだ。