ロシアを憎むな! プーチンを憎め!

ロシアがウクライナへ侵攻して1週間が過ぎた。和平交渉も行われているが進展はない。ロシアは数日で片付くと踏んでいたようだが目論見が外れたようだ。燃料・食料などが不足して足踏みしていたが、次の段階に入り攻撃が激化してきた。ウクライナに西側の武器は届けられたのだろうか。戦術核の使用をチラつかせたり、原発を攻撃するまでの暴挙を侵し始めた。
世界の各地で反ロのデモが起き、IPC(国際パラリンピック協会)はRPC(ロシアパラリンピック委員会)とベラルーシのパラリンピック参加を認めないに転換した。このような事態で常に起きることは侵略された側への支援と、逆に侵略した側への批判である。近年はSNSを利用して誰でも簡単に参加できる時代になった。一部の者が自国に居る攻撃側の国民を攻撃する暴力や書き込みをすることも常態化している。それは日本も例外ではない。
攻撃側に批判を浴びせることは悪いとは言わない。ただ、ロシアの悪の主体は国民ではなくプーチンとその側近だ。しかも悪いことに報道を規制し独立系メディアを封じ、ジャーナリズムを圧迫し、事実を歪曲している。ロシアに住んでいる市民には真実が伝えられないのだ。日本に住んでいるロシア人を虐めたり攻撃して敵にしては本末転倒だ。彼らは真実を自国に伝えられる最新鋭の武器(失礼)だ。彼らを支援し、ロシア市民にロシアの独裁者がいかなる狂気を行っているかを伝えてもらわなくてはならない。
中国は難しい国になっているが、ロシアはまだ可能性が残っている。SNSの制御は中国の様に進んでいない。世界の市民が、各国に居るロシア市民が国に真実を伝え、狂った独裁者の交代をさせる道を開く支援をすべきだ。