ウクライナ国民を特攻隊を例に語るのは失礼だ

4/30は〝昭和の日〟。昭和の日に昭和の時代を振り返ることは、それなりの意義がある。番組「報道特集で」特攻隊員の特集をしていた。それに異議を述べているのではない。問題はウクライナ国民に知ったかぶりで特攻隊が強制されて仕立てられたかのように番組を構成し、キャスターに至っては明らかに戦うことは無意味で国家に強制されているかのようにコメントする。親や子や自身や国家のために戦っているウクライナ国民を侮辱するものである。ウクライナ国が戦前の帝国主義国日本と同質であるかのように語ることは、まるでプーチンの独善と変わりがない。
日本の知識人と言われる人種は、国家の本質を全く理解していない。戦争はしてはいけない。戦うよりは逃げろと言う(何処へ逃げろと言うのか?)。ロシアや中国のような専制国家は、メディアを規制して情報統制を行う。いやいや従うメディアもあるが、多くは生き残るために国家の手助けをする。昭和を回顧するのであればメディアはその時代の自分を自己批判(左翼メディアなので敢えて彼らの好きな言葉を使う)すべきだ。最も翼賛的に国民を騙し煽ったのは朝日・毎日新聞などのメディアであったではないか。
終戦を迎え反省するどころか、自身を正当化するために豹変して社会主義・共産主義の左翼専制主義に傾倒し、権力にあがらってきた。語るのであれば戦後の長い昭和の時代を自分たちの間違いに気づかずおごり、気づいたら取り返しのできない泥沼にはまっていた愚かな時期を過ごした時代であったことを反省すべきだ。中国やロシアが今や異常な国家になり下がったことにさえ、未だ真に気付いていない知識人(ジャーナリスト・教育者…)は令和の時代には必要ない。