LGBT法案と同性婚は、分けて議論すべき

LGBTについて議論が活発になって来た。議論することは結構だが、背景の心理がいかにもお粗末な政治思想だ。G7の中でLGBTについての法が整備されていないのは日本のみである。5月には日本でG7が開催されるが、これでは恥ずかしいという発想である。恥ずかしいのは、誰だろうか。
LGBTとは、性的少数者の総称を言いう。 「レズビアン(女性同性愛者)」、「ゲイ(男性同性愛者)」、「バイセクシュアル(両性愛者)」、「トランスジェンダー(性別越境、性別違和)の頭文字をとって名付けられた。このような心理が人間に働く事は充分に考えられ得る。これをもって非難差別されることは、避けなくてはならない。G7に間に合う事ばかり考えないで、日本の実情を鑑みて熟考すればよい。
愛する者はやがて結婚する論からすれば、LBGTの問題は同性婚の問題を生み出す。社会は自由だけ切り出せば、混乱を生むだけだ。自由は義務(責任)とのセットで考えなくてはならない。同性婚に反対の意見を言えば、首相秘書官のように袋叩きにあうヒステリー状態で議論するより、頭を冷やして議論して欲しい。
自衛隊は憲法違反であると、言われて久しい。〝婚姻は両性の合意のみに基づいて成立する〟との文言はどこに書いてあるか?。両性とは男と女の事である。両者ではないのだ。憲法に明記されている条項だ。同性婚を許すことは憲法違反である。法案で片付く問題であるのであれば、9条も安易に解釈すればよいことになる。
憲法改正に反対する人に、LGBT問題を軽々に語って欲しくない。独裁者国家が跋扈する国際環境にまともに対処して、初めて議論できる問題だ。