東アジアを安定させるために

岸田首相が尹韓国大統領と会談した。前政権の時代とは隔世の感がある韓国との関係である。元徴用工問題は韓国の姿勢にやっと光明が見えた。半導体素材の輸出管理が緩和されて、韓国はWTO提訴を取り下げた。GISOMIAも本来も姿に戻った。過年の大きな問題は韓国軍のレーダー照射問題が残っている。
韓国と付き合う難しさは、自尊心と劣等感の共存する国民性だ。途切れることなく続いた中国の属国としての歴史が形作った国民感情だろうか。その中で自尊心を維持できたことは民族のプライドであろうか。現在は、一人当たりのGDPでは日本に並ぶ勢いだ。GDPレベルで日本を追い越すことはないであろうが、かつての宗主国(?)日本を追い越すことは大変な喜びであることは理解できる。隣国同士、補い合って発展したいものである。
韓国の問題は、左派政権になった時国際常識を守れないことである。文政権の時そうであった様に、北朝鮮に身売りをしかねない思想の持ち主である。これでは手と手を取り合って発展することはできない。朝鮮と言う国を理解して、保守派韓国政権が維持できるように協力することが必要だ。しかし、間違っても妥協をすることはしてはならない。