処理水放出--中国の御用機関・日本メディア

 政府は福島原発の処理水の放出を8月24日と決めた。基本的には地元漁業関係者に説明して了解を得た形を取った。トリチウム濃度などをウオッチし続け公表するとした。科学的根拠はIAEAなどの了解を得てクリアした。今後の問題は風評被害をいかに食い止めるかである。
 中国は半年前までは反対するが音なしを決め込んでいたが、急に反対の意思をし強めた。習近平の道具の一つとして決定されたのであろう。反対の立場をとっていた韓国が尹政権に代わって容認の立場を取り、反対しているのは野党の共に民主党である。国の立場からすると容認をしたことである。一方中国は一時期多くの国から反対の支持を得ること信じていたが、韓国にも見放され、孤立してしまった。挙句の果てには南米などの国に反対を求めてプロパガンダをしている始末は、醜いと同時に哀れである。まさに〝振り上げた拳〟の下ろしどころに窮している。党指導部から政策の愚を責められていることは間違いない。経済の大混乱の中、このまま不合理を押し通すしかない哀れさ。
 問題はむしろ日本国内にある。風評被害を如何に払拭するかは、難しさを伴う問題だが、これは時間が解決するだろう。しかし、中国の御用機関となっているメディアは、時間が解決するだろうか。処理水放水を邪魔しているのは、地元漁連と言うよりはメディアである。漁連の被害意識を勝手に利用して、何時ものように他人の心理を仕立て上げ反対意見を煽る。かつて左派が地元住民にけしかけて、さも重大事の様に祭り上げて世間を騒がせた手法を、メディアは未だに解決できずに延々と続けている。戦後の共産主義拡散の名残を懐かしむ残党が、いつまでもメディアに巣くっている。行き場を失った彼らはいつまでも中国を慈しみ、ただただ政府に反対することしかできない。反対に留まらず、国民を自分の思うように誘導していることは国賊である。国益を考えることのできないメディアに存在意義はない。

中国は日本をはるかに上回る放射線汚染水を放出していることを、メディアが報道している場面を、あなたはどれほど見たでしょうか?