中国の変化(人口政策版)

中国では1970年代急激な人口増加が進み、社会の未成熟な中での増加に危機感を持った。
・一人っ子政策(1979~2014)
夫婦には原則子供一人と決められた。強権的に実施された政策は効果も上げた。しかし弊害も生まれた。若年労働者の減少が見えてきた。若者の減少は社会の活力を弱める傾向がある。男の子を期待する欲求から、女の子であれば堕胎もされた。若者の男女間人口格差は、結婚を含む社会問題に発展した。
・二人っ子政策(2015~2021)
二人までは許すことにした。しかし厳しい生活は、もはや2人の子供を養う活力も失ってきた。35年間の一人っ子政策は、一人の子しか望まないし、育てられない社会になっていた。
・出生制限撤廃(2021~)
子どもの増加を狙って、制限を撤廃した。しかし、一部の富裕層以外には請けいられそうにない。

少子高齢化社会の到来に備えて子供の増加を目指すが、経済的基盤や国民の身軽さ指向から、行く先は不透明だ。