佐渡金山のユネスコ世界遺産登録推薦は、一時再考されていたが推薦に踏み切った。韓国が戦時中の徴用につて反対をしたことが検討の理由だが、自民党保守派の意見などがあり再考された。経緯はともかく、推薦に至ったことは良いことだ。基本的には日本の問題であり、他国の感情に左右され過ぎることはない。
推薦の主眼は、江戸時代の金山としての実態であり、当時の朝鮮とは一切関係ないことである。例によって、反対のためのこじつけ理由を取り付ける韓国の譲渡手段に迎合する必要はない。政府は確かな推薦理由をまとめ、世界に発信すべきだ。過去の心情で歪める事例を暗に各国に理解させる外交努力が試される。不安定な世界情勢の中では外交力が大きな武器となる。そこにはきれいごとばかりで片づけられるものではない。外交には正当化できるずるさが必要だ。