政権奪取を放棄した立憲民主党

立憲民主党の新執行部が発表された。泉代表の元、幹事長には岡田克也が就任した。ほとんどが政権を得た十数年前の陣容で執行部が構成された。ここに新たな人材不足を感じざるを得ない。代り映えのしない自民党の執行部と批判する割には、立憲の方がもっと代り映えしないで、タイムスリップした感である。
岡田幹事長が「批判は使命」と言い、提案より追及を重視する発言をした。政党である以上、政策の提案をまず考えなくては存在価値がない。追及批判では相手が失敗しない限り、存在の場面がない。受け身と場当たりの典型だ。現在はSNSが定型化し、追及批判は彼らに任せればよい(良いわけではないが…)。これではまるでメディアと同列になったに等しい。国民はどのように国政を司り、この日本をどの様に導いてくれるかを期待している。
野党再編の風が立憲から吹いてくるかのようである。