臨時国会で、今何をすべきか

臨時国会が始まった。会期は69日間であるが、その間に海外での閣僚級会議があり多くの日数はない(予算委員会には全閣僚の出席が求められているため)。冒頭の党首質問では、予想通り野党は旧統一教会に徹した。彼らは正義を通しているつもりだろうが、一部の左派系メディア以外は、モリカケ・桜を思い出して、またかとうんざりしている。野党やメディアは数十年もの間放置しておいて、今になって最重要問題のごとく国会で空費していく気だろうか。旧統一教会との問題は、あえて言えば道義的問題で法的な問題ではない。特に立憲民主党は自党にも少なからず関与した議員がいるにも拘わらず、他人事で非難に徹している。
旧統一教会の問題は、行われた事実と被害者の実態を純粋に調査されるようにすべきで、今のように議員の係わりばかりを追求・報道していては反って協会の所業を闇に葬ってしまう。立憲やメディアに良心があるのであれば、過去の実態を暴くくらいの努力が欲しいものだ。
国民にとっては高騰する物価高や円安などによる家計の圧迫が最重要案件であり、ウクライナ侵攻や中国の海外進行や朝鮮半島問題などが問題だ。補正予算を十分吟味し一刻も早い生活の安定に寄与して欲しいのが本心だ。特に10年前に民主党政権だ倒れてからの野党は、政策云々よりは与党を批判することにしか労力を費やしていない。これでは彼らが批判している税金泥棒だ。批判しかできない野党は社民党(社会党)の末路を見て、何故そうなりどうすれば良いのか学ばなくてはならない。