韓国のソウルで群衆雪崩が起き154人が死亡した。ハロウィン前やコロナ解禁などで多くの若者が繰り出したようだ。一方、警備の警察は百数十人であった。
過去、朴槿恵政権がスタートして間もないころセウォル号の沈没事故があった。直後大統領の所在がつかめなかったことが弾劾の一つの原因になった。一つの事件が起きると、世間は躍起になって諸々の失敗を暴き出したりこじつけたりする。つまり、メディアの餌食になるのである。鶏と卵のように、メディアと世論が高揚して、自分の都合の良いように利用される。
今回の事故の行方によって、韓国の正体が確認できる。国民が反省して今後の未然防止に努めるか、立法・行政が原因を追究して事故防止に努めるか。はたまた、政府追及の材料として後ろ向きの姿勢に利用されるか。警察や行政の問題点を究明することは当然だが、政府批判に矛先をすり替えるようだと、韓国の未来は暗い。この方法では何の解決にならないどころか、混迷を誘発するだけでしかないことは、前政権で実証済みだ。隣国の健全な発展を期待する。